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農業ディレクター浜平の挑戦!

Page2:世界に通用するGAP、“JGAP”

こんにちは、浜平です。 土用の丑の日間近だけあり、本当に暑いですね。気象庁の三カ月予報でも「今年の夏は特に暑い」といわれています。 みなさん体調管理などお気を付けください。

さて、前回の記事ではGAPってなんだろう?というトピックに触れましたね。 GAPとはこういうことでした

1:GAP=農業を真面目に管理する方法

2:自治体・民間でもいろんなGAPがある

さて、今回は「世界に通用するGAP、JGAP」という内容です。

前回、自治体、JA、民間でも色々なGAPがあるというのはお伝えした通りですが、これだけたくさんのGAPがあれば、折角のGAPマークも基準がバラバラすぎてどれを信じていいか分からなくなりますよね。そこで!農林水産省はGAPにガイドラインを設けました。このガイドライン、内容は複雑なのでまた折りをみて紹介しますね。

それでは実際に国内で農水省の定めたガイドライン。これに即したGAP導入産地数がどの程度の割合あるのか、データをちょっと見てみましょう。

…まだまだ多いとは言えない数ですよね。麦なんてまだ6%です。また、同じGAP農場でもいろんなレベルのGAPが存在することも分かります。

農水省の認めたこのGAPでこの導入量。少ないですよね。日本ではこのガイドラインに適合した代表的なGAPに、“JGAP(ジェイギャップ)”というのが存在します。JGAPこそ私が導入指導をしている、そして南っこさんと仕事をしている農家さんが取り組んでいる方法です。

そこで今後このコラムでは、農水省ガイドラインに沿ったよりレベルの高い(難しい)といわれ、日本国内で代表的なGAP“JGAP(ジェイギャップ)”について深く掘り下げていきますね。

このJGAPには4つの大きなテーマがあります。

1:食の安全の確保

2:環境保全型農業の取組

3:農業生産者の労働安全の確保

4:販売管理体制の実現

さぁ、難しい言葉が並びました!(笑)しかし、この4つを徹底することにより、「安心安全な農産物を安定して皆様にお届けできる。」ということになります。また、JGAPでは環境にも配慮している農場で栽培されています。つまりJGAP農場の農産物を手にとるということは間接的に環境問題にも取り組んでいる、地球に投資をしているということにもなるんですよ!一石二鳥ですね。

それでは次回からは、この4つの大きなテーマについて一つずつ深く掘り下げていきましょう。まずは誰もが関心のある「食の安全」から。お楽しみに!!!