こんにちは、浜平です。暑くて、ジメジメした日が続いていますね〜まだまだこれから気温や湿度の高い毎日が続くようです。体調など崩されていませんか?
この時期は細菌が増えやすいので、食中毒に注意が必要ですよね。 対策は、お買い物の際、冷蔵や冷凍の必要な食品を購入したら、必ず氷やドライアイスを利用し保冷して持ち帰り、できるだけ早く冷蔵庫等に片づける。これだけでも細菌性の食中毒をいくらか防げるようですよ!
さて、前回の内容は、この3つでしたね!
1:いろんなGAPがある。
2:よりレベルの高い“JGAP(ジェイギャップ)”
3:“JGAP(ジェイギャップ)”の4つのテーマ
今回はいよいよ、“JGAP”の内容へと入っていきましょう。
JGAPの4つのテーマの1番目、「食の安全確保」です。(前フリが食中毒の話題だったのは実はここへの伏線でした!)野菜などを買って食べる時、食の安全性は一番気になる事ですよね!?
今回は野菜の安全性の中でもよく取り上げられる身近な話題、「農薬について」ご紹介します。
JGAPでは、『できるだけ農薬の使用を減らす努力をするよう決められている』前提で、「使用基準に基づいて」使っても良い事になっています。もちろん、一切使わないという事もOK! では、この「使用基準」、どのようになっているのでしょうか。
日本での使用基準は、以下のルールが自治体など地域ごとに基準が設けられているんですね。
・各作物ごとに、どの農薬を使っていいか
・何回まで使っていいか
・収穫の何日前まで使っていいか、などです。
ここからちょっと、複雑な説明となります。
この「使用基準」にリストアップされていない農薬は、0.01ppm(ピー・ピー・エム) までであれば検出されても問題ないとされています。これを“ポジティブリスト制”といいます。 さぁ、少し難しくなってしまいました。後程詳しく紹介しますので、現段階では『これはものすごく低い値で、これに準拠する日本の基準は、「世界に類を見ない農薬に厳しい国」』とお考えください。しかし、これは一般農業の使用基準。"JGAP"ではこの厳しい基準を守りつつ、その上で少しでも使用量を減らす努力が求められます。そしてその努力をしている農場が「JGAP認証農場」となりえるのです!
今回の内容をまとめてみましょう。
これだけの厳しい基準があります。
ここ数年、輸入農産物の残留農薬問題をはじめ、 農薬に関する事件事故が絶えませんね。 できるだけそのような問題の無い農産物を選びたい、これは買う側としては共通の願いだと思います。
さて、次回は、今回出てきた謎の単語「ppm(ピー ピーエム)」、これについて説明します。このppm、肥料や農薬の世界 では良く使われるのですが、普段は聞きなれない言葉ですよね。 このppmがどんな単位でどのような意味を持ち合わせているのか説明します。 お楽しみに!!!