みなさんこんにちは!
このコラムも7月に始めてから10回目。読んでくださっている皆さん、ありがとうございます!本当に慣れない“物書き”です。しかし、少しでも分かりやすく説明できるように、磨きをかけていきますね。そして、少しでも皆さんや生産者さんの為になれればうれしいです。
さて、もう新米をお召し上がりになったでしょうか?すでに食べた方、今年の新米、いかがだったでしょうか?やはり、旬のものはいいもの、特に一番身近な「お米」特別ですよね!ところで、お米、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、毎年、農林水産省により調査が行われ、米の出来(収穫量)を「作況指数」という数値で公表しています。数値の目安はこのような感じです。
この作況指数は、何と年に数回発表されるんですね。稲の穂が出てから(出穂期)、収穫直前期、収穫期と3回も調査・発表されます。これは、この年に販売される米の価格や、今後の農業政策の基礎となるデータとしても応用されるんですよ。
では、今年はどうだったのでしょう。すでに発表された調査結果によると・・・
<全国平均> 平均収量539KG/10a 作況指数102 (やや良)
地域別作況指数はこちら
すごい!今年は農業に対して受難の年でした。中国、四国、九州地方は病害虫の被害に悩まされましたが、それでも全国的に“やや良”となっています!生産者さんの努力の結果ですね!心を込めて作ったお米、たくさん食べてくださいね!
では本題のGAPの話題に移りましょう。前回は、「IPM技術の取り組み」についてお話し致しました。できるだけ化学農薬に頼らないよう、いろいろな工夫をして防除をしているという内容でした。今回からは、農薬の話題から、肥料について説明いたします。
一般に農薬などによる防除は、作物が病害虫により被害を受けるのを防ぐことを目的としています。つまり、現段階より収量や品質が悪くなることを食い止めています。
では「肥料」はいかがでしょうか。肥料は、種類や施肥のタイミングなどで、収穫量や品質を高めるのが役割です。そのような意味では農薬と肥料の使用の目的というのは対照的ですね。
この「肥料」の管理、JGAP農場ではどのようにされているのでしょう。管理自体は農薬の場合と似ています。代表的な次の3点について見てみましょう。